歩く人には幸福万歳

  忙しい現代社会、車に乗ってばかり居る人は是非、お読み下さい。これは不老長寿のとっておきの秘伝です。

 人間が、歩き始めるのは、個人差が随分ありますが、生まれてから一年くらいたってからです。成長が早くて、生後10ヶ月くらいで立ち上がり歩く赤ちゃんがいますし、1年たっても歩けない赤ちゃんもいます。

 それを両親が『這えば立て立てば歩けの親心』と言った心境で、懸命に励まし、面倒を見て育てることで人間は他の動物と違う感性を所有するようになるのかもしれません。

 しかし、昨今では、幼い子供に平気で暴力を振るう親がいるのを見ることは、誠に嘆かわしいことです。

 日本ばかりでなく多くの国でこのような親が子供を虐待する事実が報告されています。

 このような現象は、あまりにも便利になった世界で、歩くことを忘れた人々のフラストレーションから来るのではないでしょうか。

 歩いて移動するには、車で移動するより何倍もの時間がかかります。その間歩きながらいろいろ考えることが、頭の体操になり、じっくり物を考えようという気持ちを作り上げるのではないでしょうか。

 明治の、元勲大山巌は、西郷隆盛の命で、京都と江戸の間を何回も往復して、様々な画策を果たしたそうです。この人は歩きながらいろいろな事を考えたのでしょう。それが日露戦争で負けなかった日本軍のもとになったのかもしれません。

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