歩くための三種の神器1、靴
歩くために,欠かせないのが靴です。靴にはいろいろな物があります。
ドイツの靴が最高のようです。それをまねた韓国製や、中国製もなかなかのできです。
靴が合わないと歩くことが苦痛となります。私の学生時代に、100KMハイキングというのに参加したことがあります。友人と五人で参加して、二名が途中で棄権しました。二人は健脚を誇っていたのですが、靴に問題があったようです。O君は、いつも履いている運動靴で50KM歩いたところで、靴の底が割れ、彼の足の裏が真っ二つに割れてしまいました。びっこを聞いて数キロ歩きましたがそこでリタイアしました。
その時、彼の靴を脱がせてみると、靴下は血で固まっていました。
もう一人、100KハイクをリタイアしたFは、買ったばかりの自慢の登山靴を履いて快調に歩いていましたが、70Kをすぎたころ歩調が乱れ、休憩時に靴を脱がせて彼の足を見ると、靴下が血に染まっていました。靴擦れと、まめがつぶれた痛みに絶えながら、検討していたようです。
止め方が良いよ、俺たち三人が最後まで歩くかと言うと、彼はほっとしたような顔をして救護車に乗りました。
それから後の道中はみんな疲れ果てて延々と、列ののびた歩みでしたが、何とか目的地まで到着しました。
歩き続けて来た、OとM君はこれからまだ30K位は歩けるよと言って、笑いながら帰って行きました。
彼らが、履いていた靴は、ごく普通の一寸そこの厚い運動靴でした。
良い靴を選ぶと歩くことは、全く苦になりません。