近世中国の絶大な権力者西太后

もう一人、前の二人より新しいツバメの巣の愛用者を捜してみましょう。

 その人物は、19世紀末期から20世紀初頭にかけて中国清朝で、絶対的な権力を持っていた女性・西太后です。

 彼女も、ツバメの巣の絶大な愛用者でした。彼女は73歳で亡くなりましたが、当時の平均寿命から考えれば長命だったと言えるでしょう。彼女は、食事に毎日ツバメの巣のスープを欠かさなかったと言われています。

 ツバメの巣の効果でしょうか、西太后は晩年まで、肌の色つやは若い女性のようで、欧米から派遣され西太后に謁見した使節達は一様に西太后の若々しさに圧倒されたと言われています。ツバメの巣の不思議な効果は中国のみならず世界中で、枚挙に遑がありません。