ツバメの巣って何だろう?

イスラームって何だろう?

ヨーロッパでは

 4世紀末に、ローマ帝国が、キリスト教を国教と定めた時から、暫くして西ローマ帝国は滅亡しましたが、それを引き継いだヨーロッパのキリスト教世界は、多神教のギリシャ・ローマの文明を排斥・否定しました。

 その後起ったイスラーム世界は、ギリシャ哲学や・自然科学・ローマの法制度などを受け入れアラビア語に翻訳して保持していました。

 イスラーム世界では、全てはアッラーのなせることであるので自然現象を研究することはアッラーを知ることだと言う思想が有り、自然科学に対する関心は非常に高かったのです。

 十字軍が中東に遠征したころ、医学・数学・化学・天文学は中東の方が遙かに進んでいたそうです。

 言うならば、宗教的動機は別として、侵略した西欧の十字軍は、暴虐と略奪を繰り返しながら、その地に残されているヨーロッパの原点とも言うべき、キリスト教以前のギリシャ・ローマの文明に出会いました。

 これに目を付けたのが、十字軍に従軍したヨーロッパの多少教養のある王侯・貴達族です。

 彼らは積極的にアラビア語を習得し、多くの文献をヨーロッパに持ち帰りました。

 十字軍戦争の200〜300年後に起った、ルネッサンスも、その300年後に起った産業革命も、イスームからの大きな影響があったと言われています。

 

 

 

 

 

 

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