ツバメの巣って何だろう？

ツバメの巣とは？

　中華料理で、フカヒレ・干しアワビ・ホシナマコとともに珍重されているのが、ツバメの巣です。そのツバメの巣は、どんなもので、どこで、手に入れるのでしょうか。

　初夏になると、南の国から日本にもツバメが帰って来ます。やって来るのか、帰ってくるのかは定かでありませんが、毎年使っている軒下に土で作られた巣に必ず帰ってくるのが不思議です。そこで巣立った小鳥が成長して寒くなると暖かいところへ飛んでゆき、また季節が良くなると生まれ故郷の軒下の巣へ帰ってくるのかも知れません。

　何千キロも海の上を飛んで来るのに、ツバメは海図も世界地図も、磁石も持たず、勿論レーダーやコンピューターも持っていないのに、間違いなく帰ってくるのです。ツバメは、私たちが知らない超能力を持っているに違いありません。

　このツバメの巣はツバメが土を口にくわえて、どこかから運んできて固めて作ったものです。とても食材になるとは考えられません。では中華料理で珍重されるツバメの巣はどこでどうして作られるのでしょうか。

　マレー半島、ジャワ、スマトラなど東南アジアのごく限られた地域の高い岩場に生息するアナツバメと呼ばれるツバメが住んでいます。アナツバメは通常、終始飛びながら昆虫などを補食しています。の構造が木に止まって休息するには向いていないため、地上には降りず終始、飛翔し、眠る時も飛びながら眠るそうです。のアナツバメの巣が美容と健康に良いと言われる、話題のツバメの巣です。