ツバメの巣って何だろう?
このアナツバメが作る巣は「燕窩(えんか)」とよばれ、これが中国はもとより、日本でも高級中華食材として知られているのです。そればかりでなく、美容とともに、さまざまな薬効が伝えられています。広辞苑には、繁殖期のアナツバメが海草を集め唾液と混ぜて固めて作った物が燕窩だと説明しています。しかし、別の説明では、海草をとらないと述べています。
燕窩(えんか)どうやって作られるの?
燕の巣(燕窩)はアナツバメが、産卵期に発達した唾液腺から分泌される唾液を固めて約1ヶ月かけて作ります。巣づくりは雄の仕事です。海草と唾液を混ぜて巣を作るという話もありますがそれは事実ではなく、空中で捕らえた羽毛などを唾液腺で固めて作るのだそうです。それ以外に唾液だけで作り上げるものもあるそうで、これは高級品として扱われるようです。
燕の巣(燕窩)の最大の産地はインドネシアです。アナツバメが巣を使用するのは繁殖期だけで、幼鳥が巣離れするとその巣は放棄されます。これを、集めて食材としているのが、かの有名なツバメの巣「燕窩」ということです。
Copyright © 2010 ツバメの巣って何だろう? All Rights Reserved.